【2025年後半】信頼できる長期投資向け国内株3選
2025年も後半に入り、日本市場は徐々に安定感を取り戻しつつあります。しかし、世界的な金融政策の変化や為替の動きは依然として投資家に影響を与え続けています。このような状況では、短期的な値動きに惑わされず、長期的に保有できる「信頼性」と「成長性」を兼ね備えた銘柄を選ぶことが重要です。
今回は、安定した配当と将来性の両方を期待できる国内株を3銘柄ご紹介します。いずれも業界を代表する企業で、長期保有に適したポートフォリオ構築の一助となるでしょう。
1. NTT(9432)|通信インフラ×次世代技術の融合
NTTは日本最大の通信インフラ企業で、国内外のネットワーク基盤を支えています。近年は「IOWN構想」を中心に、光通信や次世代ネットワークの研究開発に注力。これにより、AI・メタバース・IoTなど、急増するデータ通信需要に対応する体制を整えています。
特に2025年以降は生成AIの普及拡大により、低遅延かつ大容量の通信インフラ需要が一層高まる見込み。NTTはこの波を確実に捉え、安定的な収益基盤と株主還元を維持しています。
- 配当利回り(予想):約3.4%
- 株主優待:なし
- 注目ポイント:次世代通信インフラとAI需要の両取り
2. 三井住友フィナンシャルグループ(8316)|高配当と金利上昇の恩恵
国内メガバンクの一角である三井住友FGは、安定した利益構造と高い株主還元で長期投資家から高い評価を得ています。2025年、日本銀行の政策金利が段階的に正常化するなか、金利上昇局面では銀行業の利ざや拡大が期待できます。
さらに、海外事業の比率が高く、新興国市場からの収益も見込める点が強みです。配当利回りも4%以上と魅力的で、インカムゲインを重視する投資戦略にもフィットします。
- 配当利回り(予想):約4.6%
- 株主優待:なし
- 注目ポイント:金利上昇による業績押し上げ+高配当
3. キーエンス(6861)|製造業DXをけん引する高収益企業
キーエンスは、工場の自動化や生産性向上を支えるセンサー・計測機器メーカーです。営業利益率50%以上という圧倒的な収益性を誇り、世界中の製造業で導入が進んでいます。
株価は高めですが、利益成長とROEの高さが投資家に支持され、長期的な株価上昇が期待されます。製造業の人手不足や自動化ニーズは構造的なテーマであり、安定的な需要が続くと考えられます。
- 配当利回り(予想):約1.2%
- 株主優待:なし
- 注目ポイント:高収益×グローバル展開
まとめ|長期視点での分散投資がカギ
2025年後半の投資戦略は、景気回復や金利動向を見極めつつ、安定配当と成長力を併せ持つ銘柄に分散投資することが重要です。今回紹介した3社はいずれも業界トップクラスの実力を持ち、長期保有に適した安心感があります。
短期的な値動きに振り回されず、着実に資産を増やすための投資先として、これらの銘柄を検討してみてはいかがでしょうか。
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