「iDeCoの控除を確定申告でやると、会社に通知が行く?」
「税務署から会社に何か連絡されるんじゃ…?」
この不安、かなり多いです。
確定申告って“会社とは別ルート”の感じがして、余計に怖いですよね。
結論から言うと、
iDeCoを確定申告したことが、会社に直接通知されることはありません。
ただし、
間接的に関係するポイントはあります。
この記事では、
・確定申告の情報がどこに行くのか
・会社に伝わる可能性があるのはどこか
・年末調整との違い
ここを制度ベースで整理します。
結論|確定申告しても会社に直接通知は行かない
まず結論。
iDeCoを確定申告しても、
「この人はiDeCoをやっている」と会社に直接伝わることはありません。
理由は単純で、
・確定申告の提出先は税務署
・会社は提出先ではない
から。
確定申告の情報はどこに流れるのか
確定申告の流れを整理すると、
- 本人が税務署に申告
- 税務署が税額を確定
- 住民税の情報が自治体へ
ここまで。
会社はこのルートに含まれていません。
それでも「会社に知られるかも」と言われる理由
ここが誤解ポイント。
確定申告の結果は、
・住民税の計算
に使われます。
会社員の場合、住民税は
特別徴収(給与天引き)。
そのため、
「確定申告 → 住民税 → 会社」
という連想が生まれます。
ただし会社が受け取るのは、
あくまで住民税の金額だけ。
会社が知ることのできる情報の範囲
会社が分かるのは、
・その年の住民税額
・毎月いくら天引きするか
これだけ。
・確定申告したか
・iDeCoを控除したか
・どんな内容の申告か
こうした中身は一切分かりません。
年末調整との決定的な違い
ここ、超重要。
・年末調整 → 書類を会社に提出
・確定申告 → 税務署に提出
つまり、
会社に直接情報が渡る可能性があるのは年末調整だけ。
👉
iDeCoは年末調整で会社にバレる?申告が必要な理由

副業と混同して考えていない?
確定申告=副業
と考える人も多いですが、これは別物。
・副業収入 → 申告が必要
・iDeCo → 控除の申告
同じ「確定申告」でも、意味が違います。
iDeCoは
国が用意した節税制度。
後ろめたいものではありません。
住民税との関係も整理しておこう
確定申告後、住民税は自治体で再計算されます。
ただし、
・会社に通知されるのは金額のみ
・理由や内訳は通知されない
👉
iDeCoは住民税で会社にバレる?特別徴収の仕組み

まとめ|確定申告は過剰に怖がらなくてOK
・確定申告しても会社に直接通知は行かない
・住民税経由でも中身は分からない
・会社に知られる可能性があるのは年末調整
つまり、
iDeCoで一番注意すべきポイントは年末調整。
そこさえ理解していれば、
確定申告自体は怖いものじゃありません。
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