暴落したらどうする?初心者がパニックにならないための3つの対処法
スマホの画面が真っ赤になったとき、心臓がドキッとしませんか?「含み損が増えた」「これ以上下がったら終わりだ」──その気持ち、めちゃくちゃ分かります。ただし、暴落=破滅ではありません。歴史的に見ても多くの暴落は時間とともに回復してきました。重要なのはパニックで間違った判断をしないこと。この記事では初心者が冷静に動ける“3つの対処法”と、実行可能なチェックリストをお届けします。
暴落時にまずやること(3分ルール)
暴落に直面したらまず落ち着いてください。適切な判断は慌てているときには出ません。以下の簡単ルールを最初に実行しましょう。
- 3分待つ:感情が落ち着くまでアプリやニュースを閉じる。
- 状況確認:暴落の原因(経済指標・政治・自然災害・企業ニュースなど)を確認する。短期的ノイズか構造的変化かを判断。
- ルールを確認:自分の運用ルール(積立は継続、生活費確保など)を見返す。
対処法①:何もしない(=積立を止めない)
長期・積立投資の最強の武器は「継続」です。ドルコスト平均法の恩恵で、価格が下がれば安く買えるため、暴落の際にこそ毎月積み立てを続ける価値があることを覚えておいてください。つみたてNISAやiDeCoで積立を続けられる人は、まずは何もしないで継続が基本です。
実行チェックリスト(何もしないために)
- 給与振込口座に生活防衛資金(3〜6ヶ月分)を確保しているか確認
- 積立設定が自動になっているか確認(手動だと止めたくなる)
- 半年〜年単位でポートフォリオを見直すルールを作る
対処法②:買い増し(暴落は“セール”)
価格が急落したときは、資金に余裕があれば「買い増す」ことを検討してもいい場面です。特にインデックス投信は世界経済の成長に連動するため、安くなった分だけ長期で見れば有利になります。ただし無理な追加投資は逆効果。事前に買い増しルール(例:暴落時に積立額を2倍にする・予備資金から◯%を投入する等)を決めておくと感情に左右されません。
買い増しルールの例
- 相場が▲10%を超えたら積立額を2倍にする(予算上限を明確に)
- 一度に全額投入せず、3回に分けて買い増す(ナンピン分散)
- 生活資金を圧迫しない範囲で行う
対処法③:リバランスと現実チェック(見直し)
暴落はポートフォリオのバランスが崩れるチャンスでもあります。リスク許容度が変わっていないか、目標期間が変わったかを確認し、必要ならリバランス(資産配分の再調整)を行いましょう。重要なのは「感情的な売却」ではなく、合理的な調整です。
見直しフロー(具体手順)
- 目的確認:老後資金か中期目的か?期間を再確認。
- リスク評価:現在の株:債券比率が許容範囲か確認。
- アクション決定:リバランス/買い増し/何もしないのいずれかを選択。
暴落で陥りやすい心理的罠
暴落時にやりがちなミスを把握しておきましょう。
- 損切り本能:下がったら即売る→確定損失が残る
- 過度な情報収集:不確かなニュースに振り回される
- ポートフォリオいじりすぎ:頻繁な売買で手数料負けする
実践的な「暴落時のテンプレ文」:やることリスト(コピペ可)
1) まず3分待つ(スマホ閉じる)
2) 生活防衛資金を確認(3〜6ヶ月分)
3) 積立は継続(自動設定を確認)
4) 暴落理由を一次ソースで確認(金融庁・公式レポート等)
5) 追加投資する場合は事前に決めたルールに従う
6) 半年後に振り返る(感情で判断しない)
よくある質問(Q&A)
Q. 「今回はコロナ級の暴落じゃないか…売った方がいい?」
A. 根拠が不明なパニック売りは避けるべき。まずは暴落の原因が一時的なものか構造的なものかを確認。多くの歴史的暴落は数年で回復しています。
Q. 「老後まで使わないお金なら買い増した方がいい?」
A. 余裕資金があるなら買い増しは合理的ですが、生活防衛資金を損なわないことが前提です。自分のルールに従って淡々と実行しましょう。
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暴落は誰にとってもつらい局面ですが、正しい準備とルールがあればチャンスに変えられます。まずは冷静に、そして計画的に行動しましょう。質問があれば具体的なあなたの状況(年齢・目的・現状の配分)を書いてください。カンタンなアドバイスならここでできますよ。

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