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高配当株の落とし穴とは?初心者・女性投資家が注意すべきポイント

高配当株の落とし穴とは?初心者・女性投資家が注意すべきポイント

株式投資を始めると、多くの人が気になるのが「配当金」です。特に高配当株は「毎年安定したお金が入ってくる」「株を持っているだけで得をする」といったイメージがあり、人気の投資先です。
ですが、実は配当利回り“だけ”を基準に株を選ぶのは危険な場合があります。今回は、初心者や女性投資家の方にも分かりやすく、「高配当の落とし穴」について解説していきます。

1. 配当利回りが高すぎる株は要注意

配当利回りとは「株価に対してどれくらいの配当金がもらえるか」を表す指標です。
例えば株価が1,000円で年間配当が50円なら、配当利回りは5%となります。
一見すると「利回りが高いほどお得」と思いがちですが、実際には株価が下がって利回りが高く見えているだけというケースも少なくありません。

つまり「利回りが高い=企業が優秀」ではなく、株価下落のサインである可能性もあるのです。

2. 高配当の裏にある企業の事情

配当金は企業の利益から支払われます。もし業績が悪化しているのに高い配当を出し続けている企業があれば、それは将来的に配当を減らすリスクがあります。
特に日本企業では「株主に配当を出す文化」が根強い一方で、無理に配当を維持しようとして内部留保(会社に残すお金)が減ってしまい、事業投資ができなくなることもあります。

3. 配当利回り“だけ”を見ないチェックポイント

高配当株を選ぶときは、次の3つを必ずチェックしてみましょう。

  • 配当性向:利益のうち、何%を配当に回しているか。70%以上なら無理している可能性あり。
  • 業績の安定性:売上や利益が右肩上がり、または安定しているか。
  • 自己資本比率:会社の財務体質が健全かどうか。倒産リスクの目安になる。

これらをチェックすることで「表面的に利回りが高いだけの株」を避けやすくなります。

4. 女性投資家におすすめの考え方

女性の方に多いのが「生活費の足しに毎年配当がほしい」というニーズです。
確かに配当は魅力ですが、短期的なお小遣いよりも長期で資産を育てることを意識する方が安心です。
例えば、配当よりも成長株や投資信託を中心にしながら、バランスとして一部に高配当株を組み入れるのがおすすめです。

5. 配当再投資という選択肢

「配当金をそのまま生活費に使う」のも悪くありませんが、もし資産形成が目的なら配当金を再投資するのも賢い方法です。
これにより、複利の力が働き、長期的に資産が大きく増える可能性があります。

まとめ:バランスが大切

高配当株は魅力的ですが、配当利回りだけを見て選ぶのは危険です。
業績や財務状況を確認し、配当を出し続けられる力があるかを見極めましょう。
初心者や女性投資家の方は、「安心できる成長株+少しの高配当株」といったバランス型のポートフォリオを意識すると、長く安心して投資を続けられますよ。

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