まずは“目的”を決める(所要時間:3分)
投資を始める前に「何のために増やしたいか」を一行で書いてみましょう。例:旅行資金、子どもの教育費、老後の足し。目的があると続けやすく、取るべきリスクも明確になります。
失敗しないためのシンプルルール
- 生活防衛資金を確保する:まずは生活費の3~6か月分を別口座に。
- 毎月一定額を続ける:月1万円を自動積立にして習慣化する。
- 高配当“だけ”で選ばない:配当の源泉(利益やキャッシュフロー)もチェック。
口座準備はこれだけでOK
ネット証券の「特定口座(源泉徴収あり)」と、配当受取を証券口座にする設定(株式数比例配分)で手間が減ります。スマホアプリが使える証券会社なら、まずは口座開設から始めましょう。
はじめのポートフォリオ設計(枠で考える)
銘柄名に悩むより「役割(枠)」で考えると楽です。最初は以下の3枠でOK。
- A:安定枠(通信・電力など) … 配当の土台に。
- B:景気循環枠(商社・金融など) … 回復期に強い。
- C:成長トッピング(配当は低め) … 将来の伸びしろ用。
目安の配分:A 60% / B 30% / C 10%(最初の半年はこのまま様子見でOK)。
月1万円の具体プラン(例)
- 今月:A枠候補を2〜3社ピックアップ(会社の公式IRを1分確認)
- 来月:Aに6,000円、Bに3,000円、Cに1,000円を買う
- 以後:毎月同じ分配で積立、株価が下がった月は追加で少し買う
自動買付を使えば忙しくても継続できます。
買う前のかんたんチェックリスト
- 配当は継続して支払われているか?
- 営業利益やフリーキャッシュフローは安定しているか?
- 一時的なニュースで下がっているだけではないか?
- 有利子負債が大きすぎないか?
“売らない”ためのマイルール
感情で売らないために、事前ルールを作っておくと安心です。例:
・2期連続で減配が発表されたら検討する。
・配当利回りが急上昇(=株価急落)のときは原因を確認してから判断する。
配当の増え方イメージ(短いシミュレーション)
月1万円×12か月=年間12万円投資。平均配当利回り3%だと税引前で年間約3,600円。少なく感じるかもしれませんが、再投資を続けると複利で増えていきます。大事なのは“続ける仕組み”を作ることです。
今日やることリスト(5分で完了)
- ノートに投資の目的を1行で書く
- 証券口座アプリを入れて口座開設を開始
- A・B・Cの枠で候補を各1〜2社ピックアップ
- 次回給料日から毎月1万円の自動買付を設定
投資は「センス」より「仕組み」です。完璧なタイミングを狙うより、まずは淡々と続ける人が強くなります。忙しい毎日でも、月1万円からゆっくり続けていきましょう。わからない点があればコメントで聞いてくださいね。
※本記事は情報提供を目的とした一般的な内容です。特定銘柄の売買推奨ではありません。投資判断は自己責任でお願いいたします。
コメント