個人事業主がiDeCoを途中でやめたくなる3つの理由|後悔しないために知っておきたいこと
「iDeCoを始めたけど、このまま続けて大丈夫だろうか」
個人事業主として働いていると、そんな不安を感じることがあります。
会社員と違い、収入が毎月一定ではありません。仕事が順調な時は問題なくても、売上が落ち込むと毎月の掛金が負担に感じることもあります。
実際に「iDeCoを途中でやめたい」と考える個人事業主は少なくありません。
しかし、感情だけで判断すると将来後悔する可能性があります。
この記事では、個人事業主がiDeCoを途中でやめたくなる代表的な理由と、その対処法について分かりやすく解説します。
個人事業主はiDeCoを途中解約できるのか?
まず結論から言うと、iDeCoは原則として途中解約できません。
老後資金形成を目的とした制度のため、60歳になるまで自由に引き出せない仕組みになっています。
そのため、「お金が必要になったから解約したい」と思っても、一般的な投資信託やNISAのように現金化することはできません。
ただし、掛金の拠出を停止することは可能です。
この違いを理解しておくことが重要です。
理由① 売上が不安定で掛金が負担になる
個人事業主がiDeCoをやめたくなる最大の理由は、収入の変動です。
会社員であれば毎月の給与がある程度予測できますが、個人事業主は違います。
- 取引先が減った
- 売上が予想より落ちた
- 病気で仕事ができなくなった
- 事業投資が必要になった
このような状況になると、毎月の掛金が重荷に感じることがあります。
特にiDeCoの上限である月68,000円を積み立てている場合はなおさらです。
しかし、資金繰りが苦しくなった場合は掛金の減額や停止も可能です。
無理に解約を考える前に、制度の見直しを検討しましょう。
理由② 60歳まで引き出せないことが不安になる
iDeCo最大の特徴は、60歳まで原則引き出せないことです。
始めた時は理解していても、実際に数年積み立てると考え方が変わる人もいます。
例えば個人事業主の場合、事業拡大のチャンスが訪れることがあります。
設備投資や広告費に資金を使いたいと思った時に、iDeCoの資産を動かせないことがストレスになるケースもあります。
だからこそ、iDeCoには「すぐ使う予定のないお金」を回すことが大切です。
生活防衛資金や事業用資金とは分けて考えるようにしましょう。
理由③ 思ったほど資産が増えないと感じる
投資を始めると、どうしても短期的な結果が気になります。
しかし、iDeCoは数か月や1年で成果を判断する制度ではありません。
相場が下落すれば評価額がマイナスになることもあります。
その時に「やめた方がいいのでは」と考える人もいます。
ですが、長期投資の本質は時間を味方につけることです。
実際に世界株式や米国株のインデックス投資は、長期間保有することで成果が出やすい傾向があります。
短期の値動きだけで判断すると、本来得られるはずのリターンを逃してしまうかもしれません。
個人事業主こそiDeCoのメリットは大きい
個人事業主は会社員よりもiDeCoの恩恵を受けやすい立場です。
- 掛金が全額所得控除
- 運用益が非課税
- 受取時も税制優遇あり
- 掛金上限が月68,000円
特に所得税や住民税の節税効果は無視できません。
売上が増えて税負担が重くなるほど、iDeCoの価値は高まります。
iDeCoとNISAはどう使い分ける?
個人事業主の場合は、iDeCoとNISAを併用するのがおすすめです。
iDeCoは節税を重視する制度、NISAは自由度を重視する制度と考えると分かりやすいでしょう。
NISAは必要になれば売却できますが、iDeCoは原則60歳まで引き出せません。
両方を活用することで、資産形成と節税のバランスを取りやすくなります。
まとめ
個人事業主がiDeCoを途中でやめたくなる理由は主に以下の3つです。
- 売上が不安定で掛金が負担になる
- 60歳まで引き出せないことが不安になる
- 思ったほど資産が増えないと感じる
しかし、iDeCoは老後資金形成と節税を目的とした長期制度です。
一時的な不安だけで判断するのではなく、掛金の減額や停止も含めて検討することが大切です。
個人事業主にとってiDeCoは数少ない強力な節税制度の一つです。制度の特徴を理解しながら、自分に合ったペースで活用していきましょう。
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